広島県中小企業団体中央会

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組合ニュース

【新設組合紹介】協同組合地質調査技士同友会 小規模地質調査事業者の信頼性・取引条件の向上を目指して!
2013-09-09
 平成25年5月、広島県・岡山県の地質調査・土質調査等を行う小規模事業者4名が、協同組合地質調査技士同友会(理事長 升谷 健治郎)を設立した。
地質調査・土質調査を現場で実施する事業者の多くは零細な個人経営であり、地質調査会社・建設コンサルタント会社等の下請けとして事業を行っている。下請けという受け身の体質上、受注が不安定なうえ、受注をしても利益が出ない案件も多く、年間を通じて安定した受注量の確保、取引条件の改善が課題となっている。
この様な状況に対応するため、組合では、調査及び工事の共同受注及び斡旋事業を主として行う。従来は、同一の事業者に受注依頼が重なった場合、小規模であるためこれに対応できず、機会損失が発生していた。組合が受注又は斡旋をすることで、この問題が解消され、時間に余裕のある組合員が仕事を受けることも可能となる。更に、精度の良い調査実績を積み上げることで発注先からの信頼を築き、受注条件の改善や多重下請け構造からの脱却も図る。
また、東日本大震災の被災地域においても活動する。急務である復興工事の基礎として必要な地質調査・土質調査等を通じ、被災地域復興の一助となりたいという思いも強い。将来的には、建設業の許可を取得することで活動の幅を広げるとともに、信用力の更なる向上を目指していく。(※2015年に許可を取得済み)

協同組合地質調査技士同友会
  福山市市駅家町大字服部本郷202-2 TEL・FAX(084)953-1490
【がんばってます!組合】福山管工事業協同組合 組合員の労働災害撲滅に向けた現場安全管理体制の強化
2013-08-06

 福山管工事協同組合(代表理事 中根 洋一)は、昭和22年5月 福山市の水道復旧の目的のため8社で結成された指定水道工事店組合が始まりであり、昭和27年11月福山管工事協同組合として法人化した。結成当初8社だった組合員は、現在51社となり規模、役割も大きく成長している。発足以来、組合の相互扶助の精神のもと、工事資材の一括購入・提供による資材の安定供給や、各種検定試験の連絡業務、関係機関事務業務受託などを通し、組合の円滑な発展に寄与している。
 上記業務の発展のため様々な活動を展開しているのが、理事会を中心とした各種委員会である。

企画経営委員会
 組合員の情報支援と相互扶助の推進、建設雇用改善推進助成金事業に関する事項、講習会及び研修会に関する事項など
総務委員会
 組合の運営や広報活動、福利厚生、親睦行事に関する事項、資格取得の推進や組合ホームページの管理など
事業委員会
 工事資材の共同購入や販売に関する事項、設計施工技術及び安全対策の推進など

 これまで各委員会の中で「安全衛生」についても独自の取り組みが行われてきたが、これから活動を進める上で大きな転機となったのが、平成22年11月安全対策検討委員会の新規立ち上げである。
 同委員会の立ち上げに当たって中心的役割を担った今川重信専務理事は、「組合員の施工現場において重篤な労働災害が発生したことが大きな契機でした。『施工現場における安全衛生対策を見直し、労働災害の再発防止に向けた体制を確立しなければ』と考えました」と語るように、同委員会においては、発足以降、安全衛生管理計画の作成、安全衛生に関する図書の配布、安全衛生に関する講習(研修)会の開催などの活動を定期的に行っている。なお、施工現場における安全意識の向上と労働災害の減少により、現在は、事業委員会がその役割を担っている。
 今川専務理事は、「私は以前、発注側の機関にいたこともあり、発注者の立場から安全に取り組むことの重要性も強く認識しております。私どもの現場から労働災害を無くすためには、発注者そして請負事業者の双方が一体となり、労働災害の撲滅に向けた安全管理体制の強化を図り、だれもが安心して働くことのできる安全な職場環境の充実に取り組んでいきたい」と語った。

 

福山管工事協同組合
   福山市草戸町1丁目21-28 TEL(084)921-5070・FAX(084)921-5025 

【各地の組合活動】協同組合庄原ショッピングセンター 商店街活性化事業を活用し、地域活性化に一役!!
2013-08-06
 協同組合庄原ショッピングセンター・ジョイフル(宮﨑 良治 理事長)は地域商店街活性化事業助成金を活用し、このたび「三日の市」を開催した。
 同組合では、これまで地域活性化策として、“物を売るだけではなくお客様とのふれあいを大切に”をスローガンに国道432号近隣の商店と「三日の市協議会」を結成。庄原地区で江戸時代に賑わっていた「三日の市」を復活させ、毎月3日はこの地区の商業者が連携し、にぎわいを創造しようと2010年8月からこの取り組みを続けている。
 このたび、事業を活用することにより通常広告している旧市内だけでなく、東城地域等にも広範囲に新聞折込広告を行うことができ、来店者増に繋がった。
 また当事業を活用し、来年2月3日まで「三日の市」無料バス及び市内循環バス“ひまわりバス”の無料運行を実施する。その後はアンケート等によりニーズ把握を行い、来年3月以降の独自運行も検討している。
 「三日の市」は毎月3日に同ショッピングセンターにて開催しており、毎回市内外で活躍されているアーティストを中心に様々なイベントを実施。また、11月3日は「三日の市3周年イベント」の開催を予定しており、当日はチンドン屋や大道芸が賑やかさを演出、各店を回り各店のつながりを強化させる取り組みも計画している。
 宮﨑理事長は「“毎月3日には何か面白いことをやっている”とのイメージが定着し、来街者増、ひいては地域活性化に繋げていければ。」と抱負を語られた。



協同組合庄原ショッピングセンター
   庄原市西本町2-19-1 TEL(0824)72-4111・FAX(0824)72-5270
【各地の組合活動】尾道駅前本町一番街商店街振興組合 「林芙美子」生誕記念110周年イベント始まる
2013-07-08
 尾道駅前本町一番街商店街振興組合(宮本 秀一 理事長)は6月23日(土)「あじさいき」を皮切りに「林芙美子」生誕110周年記念事業を開始した。
 今年は女流作家「林芙美子」の生誕110周年の記念の年にあたり、当氏の旧家が現存する当商店街をはじめ尾道市なども生誕110周年記念行事を数多く計画している。
 「あじさいき」は林芙美子の命日にちなみ、在りし日の芙美子を偲ぶ日として様々イベントが開催されており、本年は「あじさい」の献花、尾道東高等学校生徒、土堂小学校児童による合唱、市内フルートアンサンブルによるフルート演奏などが行われた。また、6月30日(日)芙美子旧家にてお茶会を開催した。
 藤原専務理事は「今年は芙美子生誕110周年の年、来年1月まで芙美子の旧家において芙美子関連資料の常設展示を行う。また、朗読会、セミナー、演奏会、芙美子関連冊子の発行など多くのイベントも予定しているので、多くの人に芙美子旧家を訪れてもらい、芙美子をもっと知ってほしい」と豊富を述べられた。
 なおこのイベントは地域商店街活性化事業(全国商店街振興組合連合会)の採択を受け実施した。



尾道駅前本町一番街商店街振興組合
  尾道市土堂1丁目3-3 TEL・FAX (0824)25-3922
【がんばってます!組合】熊野筆事業協同組合 熊野筆マイスタースクールを開講!!
2013-06-14
 熊野筆事業協同組合(理事長 竹田 史朗)は、経済産業省の伝統的工芸品産業支援補助金を受け、後継者育成事業である熊野筆マイスタースクールを開講した。
 技術革新による大量生産、大量消費の経済構造の確立や国民の生活様式の変化により、規格化・標準化された低価格の文具品が大量に生産・消費されるようになった結果、価格・量産における優位性の少ない毛筆産業は、近代工業製品にシェアを奪われるようになった。
 毛筆製造においては、長期間の修行を必要とすることや若者の労働観の変化も重なり、この業態を支えていた「徒弟制度」の基盤が崩れ、従事者が減少していった。
 こうしたことに危機感を抱いた組合は、平成21年度から技術者・後継者育成を行っており、技術者を増やす取り組みとして、マイスタースクールを運営している。そこでこの度、6月4日に熊野筆マイスタースクールを開講した。
 現在不足している後継者の確保育成を目的とした「入門コース」、従事者や筆司会及び一般筆司の技術向上を図り伝統工芸士級の技術者と指導者の養成を目的とした「中級コース」と「筆司会毛筆製造技術研修会」、また短期間で技術修得が可能である繰り込み、仕上げ、銘彫刻の部分工程を事務職、営業職等に習得させ1人でも多くの職人を養成することを目的とした「仕上げコース」の3コースと技術研修会を実施する。それぞれのコース内容は次のとおりです。
①入門コース
  筆事業所の新規就職者、Uターン、Iターン等の熊野筆製造従事希望者等の素人、初心者などに対し、一般的な兼毫筆製造の3ヶ月60日間の指導研修を伝統工芸士2名の常駐講師により実施し、後継者を育成する。
②中級コース
   筆事業所勤務の経験年数の少ない筆職人に対し、伝統工芸士級の伝統技術修得を目指した筆製造の25日間の指導研修を伝統工芸士1名の講師により実施し、研修内容は受講生が現在作っている筆より高級な筆150本程度を製作する。
③仕上げコース
  筆事業所勤務の従事者や工程限定職者に対し、繰り込み、仕上げ、銘彫刻各工程を特別講師各1名の3名により、3工程30日間の研修を実施する。
④筆司会毛筆製造技術研修会
  筆事業所勤務の従事者、工程限定職者や経験年数の少ない筆職人に対し、伝統工芸士級の伝統技術修得を目指した毛筆製造技術研修会を伝統工芸士6名の講師により、毎月1~2回、全12回実施する。
 
 熊野筆マイスタースクールの運営によって、熊野筆伝統工芸士の育成と産地のイメージアップが図られ、また、産地組合の責務である、後継者の確保、職人の育成、従事者の技術向上による職人数の減少の抑制及び伝統工芸士級の技術者を養成し、技術・技法の継承のための指導者を確保することができるなど、産地を支えるうえで大きな持続的成果を生みだしている。


熊野筆事業協同組合
   安芸郡熊野町中溝3丁目13-19 TEL(082)854-0074・FAX(082)854-6790
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