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組合ニュース

【各地の組合活動】毘沙門通り商店街振興組合 ~地域活性化の起爆剤に!FS事業を活用し、新商品開発~ 

2016-04-19

試作開発した“びしゃもん子ねこ最中”

毘沙門通り商店街振興組合(理事長 笹岡繁)は、広島市安佐南区緑井駅の西側に立地し、交通の結節点であり、都心部への交通至便な商店街である。組合員にはスーパーや百貨店等の大型店も加入しており、また、近隣へのマンションの建築が進み、人口も増加している。組合としては、様々なイベント等を行うと同時に、共同販売事業にも力を入れている。しかし、現状、商店街で買い物をする消費者は、駅前の大型店に集中しているため、組合では以前から情報発信機能を強化していくことが大切であると考えていた。
そこで組合では、情報発信機能強化と地域活性化をテーマに、平成27年度小企業者組合成長戦略推進プログラム等支援事業を活用し、毘沙門地区ならではのお菓子開発に取り組んだ。
当事業では、商店街の地区内の店舗を対象に、毘沙門地区の地域資源、「毘沙門天」、「びしゃもん子ねこ」に対するアンケート調査を実施し、地元ならではのお菓子に対する地域ニーズを把握。その調査結果をもとに、組合内に設置した委員会で検討を重ね、「子ねこの形を作りやすい」「素手で食べても汚れにくい」「中身(あん)を変えてバリエーションを増やしやすい」などの理由から“びしゃもん子ねこ最中”を作ることとなり、その商品化に向け、組合青年部及び役員を中心に商品検討会議を定期的に開催した。会議や試食会には組合員企業の従業員や、まちづくり会社の職員も出席し、意見を出し合い地域を巻きこんで商品開発を行った。
組合では、このたび試作した“びしゃもん子ねこ最中”を、地域活性化の起爆剤にしていきたいと考えており、永く地域に愛され、食べ続けられる土産菓子となるよう、来年度から販売促進について検討していくこととしている。
笹岡理事長は、「びしゃもん子ねこ最中は、商店街だけでなく、まちづくり会社や地場企業など、多くの方々の協力により形となった。新商品開発に至る過程では、組合員同士の結束力の強化や地域活性化への熱い想いを再確認することができた。今後も地元に愛される菓子となるよう努力していきたい。」と語られた。



商品検討会議による試食会




毘沙門通り商店街振興組合HP
http://www.bishamon7.com/