広島県中小企業団体中央会

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組合ニュース

【がんばってます!組合】広島県二輪自動車協同組合 組合員を支える4つの事業を推進 ~二輪車業界と組合員の発展を目指して~ 

2014-12-10
 広島県二輪自動車協同組合(理事長 迫田 忠)は、昭和63年6月に広島県下の二輪車販売店133名により設立をしました。
組合設立の目的は、二輪車販売やアフターサービスを通じて、社会へ貢献し、ユーザーからのより一層の信頼を得ることです。また、二輪車の安全普及やモーターレクリエーションを通じ、健全な二輪車文化の振興と二輪車の不正改造など反社会的行動には加担しないなど、二輪車業界の発展を促進することです。
組合の主な事業は、組合員の経営を支える事業として、共同購買事業、中古二輪車オークション事業、クレジット斡旋事業を行っており、また、業界の健全化を推進する事業として、二輪車整備の技術向上を図るための研修会の開催や業界に関する必要な環境改善など幅広い問題に取り組むため教育情報事業を実施しています。
昨今、少子高齢化や若者の乗り物離れで、二輪車販売台数も全盛期に比べ激減の一途をたどっており、組合員の経営は大変厳しいものとなっています。その上、後継者・人手不足により、閉店を余儀なくさせられる事態にも追い込まれている状況です。しかし、現状において、組合員にとって組合は何をすべきなのか、どのような事業を組合員が望んでいるのかを見極めながら、組合事業の活性化に力を注いでいます。

●組合員を支える4つの事業
①共同購買事業
一組合員では、仕入れ数量が少ないため仕入れが困難な商品があり、組合がスケールメリットを活かして、良い物を安く組合員に斡旋・販売している。二輪車ETC車載器、バッテリー、ヘルメット、ケミカル商品などで組合員ニーズに沿ったものを厳選し提供しています。
②中古二輪車オークション事業
月に一度、組合が組合員のみの、現車による「HUCバイクオークション」を開催している。中古二輪車流通の確立を図るため、組合員が二輪車(大型・中型・小型・原付)を自店より持ち寄り、組合がオークション形式で実施しており、中国・四国地域の組合では、広島県が唯一行っている事業です。また、オークション会場は、組合員同士の交流の場ともなっており、情報交換などコミュニケーションが盛んに行われています。
③クレジット斡旋事業
株式会社ジャックスとの提携により「HMRカード」というロードサービス機能付きクレジットカードの取り扱いをしており、ユーザーへのサービス向上のツールとして、ユーザーの囲い込みを行っています。
④教育情報事業
一般社団法人自動車公正取引協議会と共催で「二輪品質評価者(査定士)講習会」や組合員の営業活動には欠かせない「古物管理者講習会」を開催するなど、組合員の知識や技術向上のための勉強会をタイムリーに行っています。また、一般社団法人広島県自動車整備振興会主催の「GOGOCARにばる」に参加し、二輪車の点検整備を積極的にアピールしています。組合は機関誌として、毎月「AJ広島プレス」と年4回「AJニュース」を発行し、組合員に届けています。

今後も組合は、二輪車を安全かつ快適な乗り物とアピールし、身近な二輪車が遠くのものにならないようユーザーの開拓を進めることが必要であり、そのためにも業界全体の努力と魅力ある二輪車社会の構築を推し進めて「魅力あるバイクライフ」を伝えていくことにしています。
迫田理事長は「我々の置かれている環境は大変厳しい。厳しいからこそ生き残るために何が必要かわかることもある。組合員にとって組合があったから良かったと思える組織にしていきたい」と語られました。


中古二輪車オークション会場


二輪品質評価者講習会の様子


二輪車の点検整備をPR