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組合ニュース

中国醤油醸造協同組合 組合創立40周年記念講演を開催 

2014-06-11
中国醤油醸造協同組合(理事長 川中敬三)は、去る5月22日(木)センチュリー21広島において、創立40周年記念講演を開催した。
川中理事長の開会挨拶の後、農学博士・東京農業大学名誉教授の小泉武夫氏による、「和食文化と、世界に飛び立つこれからの醤油」と題した記念講演が行われた。
小泉氏は昭和18年に福島県の酒造家に生まれた。専門分野は醸造学・発酵学・食文化論で、現在は、東京農業大学の名誉教授として全国に発酵の素晴らしさを伝え、広島大学大学院、琉球大学、鹿児島大学などの客員教授としても教鞭を振るっている。「食の世界遺産」登録に向けた検討委員会委員、東日本大震災復興支援選定委員会委員、農林水産政策研究所客員研究員など、27の委員を歴任されており、日本全国の食文化を支援している。
講演では、「和食」がユネスコ(国連教育科学文化機関)により無形文化遺産(世界遺産)に登録された事を背景に、日本農業の現状、日本が誇る発酵文化の世界展開、醤油業界の今後の展望について、熱く語られた。また、小泉氏の持論として『売れる製品5原則』を紹介。その他にも、小泉氏が世界を渡り歩いて得た豊富な知識と経験について披露された。

【売れる製品・5原則】
①    おいしいものであること(前提)
②    独自性を持っている(他人の物まねでは売れない)
③    物語性を大切にし、理論武装を怠らない
④    ネーミングの良さ
⑤    「履歴現象」を発現する食べ物である(食した瞬間にイメージが沸き上がる)



農学博士・小泉武夫氏(東京農業大学名誉教授)


記念講演会場の様子