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組合ニュース

【各地の組合活動】広島耐震診断設計協同組合 “公共建築物木造化”の普及推進を~設計者のための木造実践セミナーを開催~  

2013-02-28
 広島耐震診断設計協同組合(理事長 金井 三郎)では、平成22年の「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」の施行、平成23年の「広島県公共建築物等木材利用促進方針」の策定を受け、この度、「設計者のための木造実践セミナー」を開催した。
 セミナーは1月11日(金)に広島市、12日(土)に尾道市にて開催。講師は東京より木造防耐火建築に関する権威である桜設計集団一級建築士事務所の安井昇氏及び佐藤孝浩氏の両氏を迎え、「木造建築の防耐火性能」と「木造集合住宅・木造校舎の耐震補強事例」の2部構成にて行われた。セミナーでは安井氏より、伝統木造から防耐火木造まで様々な事例を交えながら防耐火性能について詳しく説明がなされた。また、佐藤氏からは、現在、東京・下馬に建設中の木造集合住宅のプロジェクトや愛媛県・日土小学校での木造校舎耐震改修工事の事例について説明がなされた。
 土岡副理事長は、「公共建築物の木造化については、既に国の法律や県の方針が定められているが、まだまだ施工事例が少なく、設計業界においても浸透していないのが現状である。今後は設計業界や木材業界等が中心となり、行政や他の関連業界との連携も図りながら木造建築の良さをアピールしつつ、施工マニュアルの作成、講習会の開催などを行い、県内での施工事例を増やしていきたい」と今後の展開について語られた。




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