広島県タイヤ商工協同組合
組合ニュース組合について組合員のお店タイヤおもしろ豆知識空気充填資格求人募集トップページ
タイヤの基礎知識タイヤの取り扱いタイヤの購入方法タイヤおもしろアラカルト
タイヤおもしろ豆知識
危険な空気の入れ方
あるパリダカチームのメカニックによると、モンゴルでは広いホイルに巾のせまいタイヤを組む場合すきまが大きく空気が入らない、そんなとき、100ccのガソリンをタイヤの中に撒き、火を付けてボン!とやる。100ccでなければ駄目らしい。
事実、このタイヤを分解するとガソリン臭く、ホイルも焦げていた。
考えられないがこれがモンゴルではあたりまえ!でも日本ではやらないで!!

空気圧に関する調査
ある空気圧に関する調査によると100台中12.5台が空気圧不足で走行している。そのうち5.5台がタイヤ本来の寿命の7割しか使い切れていない。つまり全国を走行している車の5.5%が月に一回タイヤ屋さんでエアチェックをするだけで年間数十億円?エコになりませんか。
ちなみに空気圧が足りないと燃料消費が増えます。このため毎年84億リッターのガソリンが無駄に消費されています。全国一斉空気圧チェックを行ってガソリン税を下げて貰いましょう!

チッソガスのお話
タイヤにチッソガスを入れると空気圧がが下がりにくい、ですね。これは本当です。
ならばもともと空気の8割はチッソだから、最初から2割り増しの空気を入れておけば、酸素だけが抜けて100%ちかいチッソになるのではないか・・・ウーンどうでしょうか。
有料でチッソガスを入れることはタイヤにとって安全ですが、月に1度はタイヤ専門店でチェックすることがもっとも安全です。

ある比較
乗用車のタイヤ1本あたりの受け持つ加重は400kgくらい、大型トラックで1トン、ジャンボジェットで15トン、エアバスA380で25トン、ジャンボ総重量280トンをタイヤ18本で、エアバス560トンを22本で支える。離着陸時のスピードはエアバス370km、ジャンボ250km。
タイヤの大きさも違うけれど、このタイヤの守備範囲の広さはまさに「耐也」の世界。
いまのとこ日本の航空会社はエアバスを買う気は無いみたい。
2007年10月25日、シンガポール航空によって商業運行が開始される予定・・・すこし脱線!

大型ジェット機のタイヤ寿命
300〜400回の離着陸ごとに交換される。1日あたり5回の離着陸をするとして約2ヶ月。ただし更正を数回するので1500回くらいの離着陸につかわれる・・ので含めれば1本あたりの寿命とすれば8,5ヶ月くらいにはなるはず。

世界最大のタイヤ
ブリヂストン製で直径4,02m、重量5トン露天掘り鉱山で使われる積載重量400トンのダンプトラックに使用されている。
ちなみに1本の値段は400万円くらい。2003,1,21リリースニュースだからまだ大きいのを作っているかも。

ランフラットタイヤ
最近高級車に多く使われるようになりました。パンクしても所定速度で所定の距離を空気の無い状態で走れるのが特徴で高速でパンクしてもより以上に安全になりました。
しかし構造上「タイヤ内部を破壊しながら走行」するためパンク修理は出来ません。 あしからず。(最大速度80kmで最大走行距離80kmまで)

タイヤとホイルのカラーマーク
タイヤサイドの黄色のマークは軽点マークといってタイヤ1番軽いところを示す。
赤色のマークはユニフォーミテイマークでタイヤの出張ったところを示す。正確にはタイヤも真円ではない。
純正ホイルの白色マークはホイルの引っ込んだところを示す。
ということは・・タイヤの赤マークとホイルの白マークを会わせればタイヤはまん丸、回転スムースとなり黄色マークがバルブ口にあってればバランス量も少なくすむ・・と言うわけ。

タイヤの回転方向のナゾ
高性能の夏用タイヤは殆ど回転方向が決まっています。トラック用タイヤの一部にも採用されているほど普及しているのにスタッドレスタイヤに採用されないのは何故?
ある話によると、スタッドレスタイヤの組み替え時期は冬場に集中し、多い時は1日に100台も組み替えをすることがある。このときに回転方向があると、確認に時間がかかったり、間違えたり、作業者に負担がかかる。こんな苦情が沢山あって回転方向が無くなったらしい。
タイヤの性能より作業性重視の結果なのかな?

省燃費タイヤの外径のナゾ
最近はやりの省燃費タイヤ。転がり抵抗が低く、燃費がよくなり、摩耗ライフとウエット性能も確保している魔法のタイヤ。
よく調べてみると何故かタイヤの外径が小さい(約1cm)。確かに外径が小さいと同じ距離を走っても、車のメーター距離数は伸びて、結果燃費も良くなった気がする。
もしかしてこれがメーカーのねらい?。

レースでのお話
耐久レースに使われる新品タイヤは一度熱を加えてすぐさま水をかけて冷やす、という作業をすることがある。これによって摩耗ライフを延ばすことが出来ます。
一般車両に応用するには無理がですかねえ。

レースでは回転方向のあるタイヤをわざと逆回転にした方がグリップが良くなる、と言う話がある。これは初期段階での発熱がはやく、そう感じるのか、さだかではない。

レインタイヤは雨の量が多いと空気圧を多めにした方が溝が広がりは排水性が良くなります。その性能はサーキットで試すと驚くほどスゴイ!
冬場はスタッドレス、夏場は夏用タイヤ、梅雨時期はレインタイヤというのが理想だけど、あまりに雨が多いと、こんな時代がやってくるかも!


タイヤの基礎知識 | タイヤの取り扱い | タイヤの購入方法 | タイヤおもしろアラカルト