広島県中小企業団体中央会

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新年のご挨拶 

2020-01-01
                                                                                                     
広島県中小企業団体中央会 会長 伊藤 學人
 
 令和2年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申しあげます。
 
 昨年は、おととしの西日本豪雨災害に続き、台風19号をはじめとする全国的な災害が多発し、多方面に甚大な被害を及ぼすこととなりました。このようなことから、組合・企業においても、事業継続計画(BCP)の策定をはじめ、災害への備えが益々必要であると痛感しております。
 
 また、10月には消費税増税と軽減税率が導入され、特に軽減税率においては、対象商品の判断や複数税率に対応したレジへの入れ替えなど、多くの小売の現場で混乱が生じ、今までにない負担を強いられる状況となっております。更に4年後に導入される「インボイス制度」では、多くの免税事業者が市場取引から排除されはしないかとの懸念もあります。

 さらに、本年4月から中小企業にも適用される「働き方改革」関連法への適切な対応に関しても、いよいよ待ったなしです。中小企業の皆様が働き方改革の推進により、労働時間短縮等生産性の一層の向上を成し遂げられるよう、経営のサポートはもとより、「ものづくり補助金」の活用を通じての設備投資支援や活用後の販路拡大等による成長支援が中央会としても益々重要な取り組みとなります。
 
 本年は、広島県中央会の第5次3か年計画の最終年であり、残された期間、総仕上げに全力で取組みますとともに、この3か年で構築した当中央会の組織基盤の下に、次期3カ年のビジョンを策定・遂行する重要な節目の年となります。

 広島県中央会としまして、新しい制度の導入等に際して、中小企業者の経営現場で実際に何が起きているのかをしっかりと把握し、それらを踏まえながら課題の解決に向き合うことが我々の原点であると考えています。

 今後とも、こうした原点を忘れることなく、効果的な中央会事業の執行や、支援等のサービスの質を一層高め、職員がワンチームとして、会員の皆様の期待に応えていく所存です。
本年が皆さんにとって良い年となることを祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。
 
令和2年元旦