広島県中小企業団体中央会

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中央会ニュース

新年のご挨拶 

2018-01-01
                                                                                                     
広島県中小企業団体中央会 会長 伊藤 學人

 

平成30年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 
昨年の我が国経済の景気拡大が、高度経済成長期の「いざなぎ景気」を超えて戦後2番目の長さとなるなど、安定成長軌道を歩む中、本県経済は全国に比べても好調に推移しているところですが、県内中小企業・小規模事業者においては、慢性的な人手・人材の不足や最低賃金の大幅な引き上げによる人件費上昇のほか、経営者の高齢化による事業承継問題など、引き続き厳しい経営環境となっています。
 
こうした中、国は、人口減少社会に突入している日本経済再生に向けて「働き方改革」や設備投資促進による人手不足への対応、労働生産性の向上に取り組んでいるところですが、この流れをより確かなものとするため、広島県中央会としても全国中央会とともに、ものづくり補助金の継続による設備投資の加速や事業承継に関する大胆な対策を国に要望し、実現の見通しとなっているところです。
 
また、広島県中央会では、平成29年度からの第5次3ヵ年計画として、新たに「広島県中央会ビジョン2017」を策定し、中央会のミッションを「協同・連携による、中小企業団体の成長支援と中小企業の発展」と定義、この3ヵ年では、「組合制度の新たな展望と中小企業連携の可能性を示す成功事例づくり」を目標に、職員の支援能力向上はもとより、チームとしての組織力により、高い成果を達成すべく取り組んでおります。
 
さらに、平成27年3月に立ち上げた「ものづくり連携倶楽部ひろしま」も第7回まで回を重ね、「熱処理研究会」や「IoT導入研究会」をはじめとした特定課題についての研究会の実施にもつながっています。今後も、企業連携の提案・事例紹介などによる県内ものづくり企業を中心とした同業・異業種での交流や分科会活動の充実・拡大を通じ、新たな連携や新ビジネス創出に繋がるよう、より一層の支援に努めて参ります。
 
当会は、中小企業連携組織の専門支援機関として、現状の厳しい経営環境を乗り越えるべく努力されている中小企業組合及び中小企業の皆様への支援を通じ、本県経済の活性化に貢献して参ります。
最後になりましたが、本年が会員組合及び中小企業の皆様にとりまして、新たな発展の道を切り開く明るい年となりますようご祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。
 
平成30年 元旦